11月にサロン展で展示しました作品です。
テーマは「天使・堕天使」

天使
明の明星

「明の明星」
素材:半紙、和紙、アクリル絵具、羽(フェザー)
サイズ:SM


堕天使
宵の明星

「宵の明星」
素材:半紙、アクリル絵具、墨汁、羽(フェザー)
サイズ:SM



天使と堕天使。
原案は大天使ルシフェルと堕天使・悪魔ルシファーです。

ルシフェルとルシファーは同一で、ルシファーは元は天使の長だったが、神に反逆を起こし堕天し悪魔の王となった。
と、神話ではそうあります。

絵にするためにいろいろ調べましたが諸説あって結構混乱もしましたし悩みました・・・
ルシファーはサタンとも呼ばれているとか、ルシフェルはルシファーの別名とか、堕天した理由の出来事とか
書いてる人によっていろいろだからな・・・
興味ある方は調べてみてくださいということで。
ここでは「天使・ルシフェル、堕天使・ルシファー」で解説します。


「宵の明星」は暮れに光る金星で、ルシファーを指す意味でもあり、かつては天界の者だったという意味でつけられたそうです。
それを使わさせて頂きました。
それを踏まえ天使サイドで明け方に見える金星の「明の明星」に。
「明けの明星」は自分の解釈で使いましたが(笑)堕天使、宵、暮れの対比で天使、明け、明け方はいいなと。
(「明けの明星」が正確ですが「宵の明星」との対比のため「明の明星」にしました。意味的には間違いではないみたいなので)


ベースは半紙のコラージュでそこに絵具飛ばしたり羽もつけてます。
ところどころに対比を意識してます。

対比テーマや天使と悪魔(堕天使)の話は好きなのでこのテーマは作ってても楽しかったですね。
しかし展示してから、壮大すぎるテーマ扱ってしまったな。と思いました(^^;
なにせ天使長と悪魔王。
いや、やるならこのぐらいやらんと伝わらんって思ったからいいんですけど。
同一神で天と地の二つの顔を持つのって他にわからないし、すごくいいなと。(テーマと話として)



今回はテーマがあったからまだいいですが、やはりダークサイド作品(「宵の明星」)はグループ展に向かないなとw

5月の個展でまた展示します。
コンセプトにも合うし。




神話おもしろくて好きです。
日本神話が好きです。北欧もいいし、インドはもういろいろすごいw、
ケルト神話もおもしろそうだけどあまり文献残ってないらしいね・・・
ギリシャ神話は本が家にあるので近々読めたらな(だいぶ放置してるけどw)
聖書も読んでみたい宗教的な意味ではなく神話的な意味で。
それも今後作品にも取り入れられたらなと。


(※「明けの明星」がルシファー説が発覚しました。意味はかつては天界の者だったという意味はありますが。また別の説では金星そのものがルシファーを象徴する説もありました。しまいには人間が作り上げた俗説でルシファー自体が存在しないという説まで出てきてこっちがなんだってぇぇーー!ってなってます。
諸説あり過ぎるため当時の自身の解釈そのままにこの作品では「宵」をルシファー、「明け」をルシフェルと表現させていただきます。(2016.1/17追記))