『慈愛と狂気は表裏一体』
個展Personalworld-DM-web

この個展のテーマについて今回は書いていきます。
個展をより深く感じ、楽しめるガイドライン的なモノとして。




優しく好意と愛に溢れた慈愛の顔の自分
恐ろしく残忍で嫌悪と憎しみで溢れた狂気の顔の自分


度合いは人それぞれだと思いますが皆どっちの面も持ち合わせていると思うんです。

いつも優しい人がキレるとかなり怖いとか
いつも明るい人が実は過去のトラウマでとてつもない闇抱えてたりとか
いつも怖そうな人が実は子供とかに親切だったりとか
いつも暗くて無口な人が好きな事になるとものすっごいハイテンションになったりとか

上げてくとキリ無いけどあるよね。例えば。
気分によっても左右されるし。

これが一つ。

もう一つは

自分にとっての正義はある人からしたら悪かも知れない
自分にとっての悪はある人からしたら正義かも知れない 


(正義は善に置き換えてもいいかも。) 
これまで歩んできた上での良いこと嬉しいこと悪いこと辛いことすべて含めた経験は人それぞれで思考も見方も価値観もそれぞれ。
自分は良くても他の人からしたらダメかもしれないし、その逆もあるし。

とあるルールがあるとして。
ある人が周りを良くするために必要だと言えば。
またある人は知らない誰かが作った得体の知れないものと言うかもしれない。
もしくはルールだから仕方ないよね・・・とも。

これは他者の対立でもあるけど、自分の中の葛藤でもあるんじゃないかと。
自分は良くてももう一人の自分がダメという。
あれもそうかも。自分の中で天使と悪魔が語りかけるやつ。
あれも自分の中で善と悪それぞれの考えがあるから生まれるんでしょうね多分。



そう、だから『表裏一体』なんです。
狂気の中に慈愛の面影があったり
慈愛が歪んで狂気となったり


そして・・・

このすべては自分にしか知りえない世界かもしれない。
自分の中の白も黒も善も悪も光も闇も好きも嫌いもそして慈愛も狂気も・・・

「Personal World」
直訳すると「自分(個人)の世界」 


慈愛と狂気入り混じった己の世界を一つの部屋で表現する。
そんな展示イメージです。

自分の作品自体が自分の世界の表現そのものだし
個展はその自分の世界を表現するのに最も適した方法だし
そういう意味合いでも「Personal World」ですね。




こう書くとなんだか重い話にも感じますが、そんな重くとらえなくても大丈夫ですよ!
作品も暗いのもあるけど明るいのもいっぱいあります。(予定)
純粋に作品と空間を見て何か感じてもらえれば嬉しいです。
そしてこういうコンセプトがあることも踏まえてもらえればよりいっそうイイですね。



【個展詳細】
5/3(火・祝)-5(木・祝)
個展「Personal World」
@原宿・デザインフェスタギャラリーWest1-C
11:00-20:00 (3日12:30Open / 5日18:00Close)
 



私、白と黒とか光と闇とか天使と悪魔とかそういう対比する世界観、テーマにすごい興味があります。最近特にキテる。
対比の美しさ、ゾクゾクくる何かありますね(ニヤリ・・・)